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this album

全然売れなかったと思ったけど意外と売れてたアルバム。
惰性で売れたんじゃないかと思う
果たしてメンバー達は最初っからこっちへ行きたがってたんだろうか?
一平がセカンドの時インタビューで答えてた、ハードロックバンドが後にブルースのアルバム出すのはオナニーじゃんって言ってた道に早速行ってないか?ポップなのは好きだからその線は超えないギリギリの所ってやつの範疇か。
First Heavenのインタビュー時に一平はこのアルバムはちょっとないと思ってた事がバクちゃんに暴露される。
リーダーは何で曲を作らなくなったんだろう?(「depends」「TIME LIES」「whipped cream」はリーダーの曲)元々曲書くのが遅いけど、それまではストックから出してたってのが答えみたい。

この頃確かバクちゃんはストーンズ、ドアーズ、フーを聴いていた。

dependsから新しい物を作らなきゃという意識が全員にあって作られたアルバム。

2015/12/06追記 Rockin'f2000年5月号、BADGE2000年5月号によると、ストーンズをよく聴いてたのは他のメンバーらしい。またこのアルバムからPro Toolsを使う様になったらしい。リーダーがサボりグセがあった時期でみんなでメロディを作ってきてスタジオで聴き合って曲を作ったらしい。

「TIME LIES」「whipped cream」、軽やかで上品な「Pharmacy woman」とか曲そのもののクオリティは高かったけど、当時誰がこれを求めたのだろうか?「TIME LIES」はまあまだ分かるか「helplessness and a glance」的な曲ってことで、良いとして。

「love song」はミッシェルを意識したって一平が言ってた気がする。「KNEE」は越えたとも。

勝手な予想だけど、ガキっぽい趣味の曲しか聴いてないと思われたくないっていうのが背景にある気もする。こんな曲も作れるんだぞと。
実際今までみたいな曲でずっと行くバンドもどうなの?って思わなくもないし。

でも本人達に言わせれば、これが好きだっていうのが「本格派」

「depends」っていうpre-school屈指の美メロの曲が入ってる。
脱力系でecoちゃんが気に入ってる「Embarrassing Is That He's Greedy」
Velvet Undergroundの影響が色濃く見える「this life」とかも良い曲
(ちなみにこの頃TVブロスの20世紀に残したいアルバムアンケートでバクちゃんはVelvet Undergroundの「White Light/White Heat」と答えているし、VU TRIBUTEでスーパーカーがやってるのをあとで気づいて、オレもやりたかったと発言していた。 )

「NO TUESDAY」のリフはThe Beatlesの「paperback writer」のパクリ(一平談)

「laugh and laugh your life away」はblurの「Bank Holiday」のパクリだと思う。そんなに注目されて来なかった曲っぽいけどオレは好き。後半の勢いを上げる重要な一曲。本当は「Oxygen」を真ん中に持って行って、レコードのB面の一曲目みたいなイメージを作れば良かったと思うんだけどね。

「temple at the back」のカップリングの「drive」をバクちゃんは良い曲だと言ってた。オレもそう思う、タラッタラタラララの所とか良い感じ。「long-lived」も歌詞が嫌だけど、良い曲だと思う。理解できない人は、XTCとか、ニューウェーブを良く聴いておくと良い。

「NO TUESDAY」のカップリング「Cherry」は間奏でレベッカの曲で「先輩」ってのが聞こえるエピソードを真似して、タカちゃんが「先パーイ」って言ってるらしい。

「Embarrassing Is That He's Greedy」の歌詞のlionは、多分タカちゃんのお母さんのことを言ってる

「this life」でメチャメチャにギターを弾いているのは実はバクちゃんで、小さい15wくらいのミニアンプを使った音や、無理してリズムに合わせようとしている所が面白くて採用したらしい。作曲はえこちゃん。バクちゃんはある意味不気味なメロディと言ってる。

Podcast No.34によると、この頃へこたれて長期休暇をもらってたえこちゃんは、伯方島に行って出てきたことを歌詞にしたらしい。

Twitterによるとバクちゃんはこれが一番好きだったっぽい

「Play High」のサビは2700のキリンスマッシュに似てると思うけど、八十島は学生時代、ミスチルのパクリみたいなバンドをやってたってインタビューで言ってるから、たまたまの可能性が高い。

このアルバムに「Cherry」「love song」が入ってたら全然アルバム印象の感じ方、評価が違ったんじゃないかと思う。

と思ったので、こうすれば良かったんじゃないかっていう案

曲順は最初の方はセカンドをちょっと意識して、聴きやすくてはハード目の曲を1、2でミドルテンポかつ聴きやすい3。順番は違うけど、「TIME LIES」は「helplessness and a glance」的なポジション。で上にも書いたとおり、「Oxygen」で半分に区切ることで、「temple at the back」が締めとして立つ。後半はそこまで練ってないけど、「this life」は最後だし、「depends」もこの辺の方が有り難みが全然違ってくる。「whipped cream」だけ割愛して、「drive」「love song」「Cherry」の3曲も追加して長くなったけど、こっちの方がアルバム全体として聴きやすくなったんじゃないかとオレは思う。

 

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